軽費老人ホームとは、「無料又は低額な料金で、老人を入所させ、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を供与することを目的とする施設のうち、養護老人ホームや特別養護老人ホームに該当しないもの」のことをいいます。
少々分かりづらいかもしれませんが、重度の介護を必要とない人が、比較的安価な費用で入ることができる施設と考えていただくとよいでしょう。
一般的に、軽費老人ホームは軽費老人ホームA型、経費老人ホームB型、ケアハウスの3つに区別されます。
軽費老人ホームA型は食事が提供されるタイプ、軽費老人ホームB型は自炊が必要なタイプです。
いずれも、介護サービス提供は想定されていませんので、介護が必要になった場合には、退去する必要があります。
軽費老人ホームA型・B型と異なり、介護サービスが提供される軽費老人ホームです。現在では、軽費老人ホームのうちのほとんどがケアハウスになっています。
厳密に言うと、ケアハウスは軽費老人ホームの一種ということにはなりますが、現在は、ほとんど同じ意味で用いられることが多くなっています。
山形県内では、A型が1、B型がゼロ、ケアハウスが11あります。
以下では、ケアハウスを前提に解説していきます。
ケアハウスでは次のようなサービスが提供されています。
ケアハウスごとに入居時の費用は異なりますが、一般の有料老人ホームのように、入居一時金が必要なケアハウスもあります。
山形県内のケアハウスの場合、入居時に200万円程度かかるところも複数あります。
ケアハウスの費用としては、下記のようなものが挙げられます。
山形県内の場合、毎月の費用を10万円以内で収められるケアハウスもあります。