特別養護老人ホーム(介護保険法では介護老人福祉施設)は、経済的に余裕のなく、かつ、要介護度の高い高齢者が入所する施設です。
よく「特養(とくよう)」と省略して呼ばれます。
費用が安く、要介護度が高くなっても対応可能である(=症状が重くなっても転居する必要がない)ため、非常に人気が高いです。
ただし、その分待機者が多く、一つの特別養護老人ホームに100名以上の待機者がいることも当たり前になっています。
中には、数百名の待機者がいる特別養護老人ホームもあります。
特別養護老人ホームでは、下記のようなサービスが提供されます。
もともと、特別養護老人ホームは、経済的に余裕がなく、かつ、要介護度の高い高齢者が対象の施設です。
ただし、本人の状況だけではなく、介護する家族の有無、家族にかかる負担など、家族による介護状況も総合的に考慮して入居の順番が決められます。
そのため、自分が希望すれば簡単に入居できるわけではありません。
特別養護老人ホームでは、ホームの職員が介護サービスを提供します。
原則として、入居時の費用は発生しません。
賃料や食費が必要になります。
施設によっては、オムツ代などが必要になる場合もあります。
これまでもご説明したように、特別養護老人ホームには待機者が非常に多いため、希望してもすぐには入居できません。
とは言え、要介護度が高くなると、自宅での介護にも限界がきます。
そのような場合、いったん有料老人ホームに入居し、特別養護老人ホームに空きが出たら転居するという方法があります。
実際に、このような方法を取られている高齢者も非常に多いです。
特別養護老人ホームの待機のための有料老人ホーム選びも、当センターにお任せください。