一口に高齢者住宅と言っても、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、グループホームなどのいろいろな種類があります。
種類ごとに受け入れる入居者のタイプが違いますので、しっかり把握しておきましょう。
高齢者住宅の種類については、当サイトの高齢者住宅の種類ページで詳しく解説していますので、ご覧ください。
高齢者住宅に入居した場合、家賃、管理費、食費、光熱費などがかかります。
また、要介護度や健康状態に応じて、介護保険料や医療費もかかります。
自分にはどれくらいの収入と財産があるのか。
高齢者住宅で暮らすにはどれくらいの一時金と月額費用が発生するのか。
こうした点はしっかりと確認しましょう。
一口に老人ホーム、高専賃などと言っても、高齢者住宅ごとに介護への対応度は異なります。
「自分は健康だから」と介護に対応していない高齢者住宅を選んでしまうと、いざ介護が必要になったときに住替えが必要になってしまいます。
また、軽度の介護にのみ対応している高齢者住宅では、重度になった場合に住替えが必要になる場合もあります。
その高齢者住宅がどの程度の介護まで対応できるかはしっかりと確認しましょう。
インシュリン注射や経管栄養は一定の医療行為が必要ですが、資格がなければ、このような医療行為を行うことはできません。
高齢者住宅によっては、外部の医療機関と連携しているところもありますし、内部に医療の資格者を配置しているところもあります。
その高齢者住宅でどの程度の医療行為まで対応できるのか、こうした点もしっかりと確認しましょう。
自分がどの地域に住みたいのか、ということも重要です。
家族が訪問する際の利便性を考えれば、家族の近くにある高齢者住宅を選んだほうがいいですよね。
高齢者住宅の善し悪しは、建物・設備の性能やコストだけで決まるわけではありません。
どんなに建物が立派でも、スタッフの人柄や入居者の雰囲気が悪ければ、安心して暮らすことはできません。
やはり、優しいスタッフが多く、いつも明るくあいさつしてもらえるような高齢者住宅が住みやすいですよね。
高齢者住宅を運営している事業者の中でも、福祉を追求するところもあれば、利益を追求するところもあります。
「福祉の追求」は非常に聞こえのよい言葉ですが、採算度外視の経営では倒産してしまいます。
そうなると、最も困るのは入居者です。
こうした理由から、採算度外視で福祉やボランティアを追及している高齢者住宅は避けたほうがいいでしょう。
福祉も重視しながら利益のこともしっかり考えている、そういう高齢者住宅がベストです。