「高齢者の居住の安定確保に関する法律」が平成23年10月20日に改正され、新たに創設された高齢者住宅です。
安否確認や生活相談といったサービスが付属していることが特徴です。
法律上、サ高住では次のサービス提供が義務付けられています。
つまり、全てのサ高住において安否確認と生活相談が提供されます。
多くのサ高住では、上記の他に食事、医療、介護などが提供されますが、提供されるサービス内容はサ高住によって異なります。
法律上、サ高住が入居時に受領できるのは下記の2点に限られています。
ほとんどのサ高住は家賃・サービス費の前払金が不要ですので、入居時にかかる費用は敷金のみになります。
山形県のサ高住の場合、入居時の敷金は10万円~40万円となりますが、中には、敷金が不要であり、入居時に全く費用がかからないサ高住もあります。
ほとんどのサ高住においては、家賃、管理費(共益費)、食事がかかります。
このほか、安否確認や生活相談サービスに関して別途料金が発生する場合があります。
山形県内のサ高住では、家賃、管理費、食費、サービス提供料で15万円~20万円程度が標準的です。
このほか、外部の介護サービスを利用した場合の1割負担や医療費が別途必要になります。
法律上では、有料老人ホームのほうが介護体制などの面で厳しく規制されています。
つまり、有料老人ホームのほうが、介護面では安心と言えるかもしれません。
サ高住が法律上要求されているのは安否確認と生活確認だけですので、見方を変えれば、サ高住のほうが、入居者が自由に生活できると言えます。
一方で、介護サービスが充実しており、ほとんど有料老人ホームと変わらないサ高住も少なくありません。
また、一つの施設がサ高住でもあり、有料老人ホームでもある、という場合もあります。
有料老人ホームだから、サ高住だから、ということではなく、提供されるサービスをよく吟味してから入居する施設を選ぶことが重要です。